ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

ポンコツ

私は、クズに等しい人間だと思うけど、こんな私でも私のことが好きで、だから私は私のことを好きだと言ってくれる人が好きだ。更に言うと、こんな私でも許してくれて、一緒に居続けてくれる人。そんな人が居てくれるのであれば、大切にしなければならないし、大切にしたい、と思う。

理想が高いが故に、自己肯定感が低い。ハードルを下げれば幸せになれるのに、中々ハードルを下げられない。劣等感は頑張るパワーになるけれど、頑張る気力を削ぎ、人を貶める原因にもなってしまう。低すぎる自己肯定感は、人間関係を円滑に進めることを阻害するので、改める必要があると思われる。

そんな自己肯定感が低い私にとって、私のことを好きでいてくれる人の存在は必要不可欠で切望するものである。私の夫は、私から見てよく出来た人で、私のことを決して悪く言わない。や、「ちょっとアレな人」だとか冗談で「頭大丈夫ですかー?」とは言われるけれど。私が明らかに太って「太ったわ〜。」としょげていても、「そんなことないよ!」と百点満点の作り笑顔で励ましてくれる。お陰で私は絶望しないで済むし、私のお腹のお肉は順調に育っている。(それは夫のせいではなく、私の自己管理能力が欠如しているせいである。)

言葉で、態度で、私を好きだと伝えてくれる尊い存在に、安心して心と身を委ねることが出来るのは、決して当たり前ではない。私は夫に救われた。ただ、あまり盲目な信頼は、小さなキッカケで崩壊しやすいので、夫を聖人君子のように思わないように心掛けたい。夫は完璧ではないし、私も完璧ではない。当たり前だけど。

本日、家から一時間ほどの遊園地と動物園が合わさったレジャー施設に、よく交流する従姉妹に誘われて行ってきた。目的地をセットし、寝違えた夫に運転を買って出て、目的地周辺まで辿り着くも、一向にレジャー施設に到着しない。山間の住宅地や、車が通れないような道を案内される。…おかしい。目的地の履歴を見ると、レジャー施設から小一時間ほど離れた場所にセットされていた。夫のセットした目的地を、私が勝手に変更してしまっていた…。

自分のポンコツ具合に、ドン引きした。私のこの手のドン引きエピソードは、実は腐るほどある…。笑えるならまだしも、人に迷惑をかけるような行為は笑えない。自分のポンコツ具合を自覚し、常に疑いを持ち、慎重に行動すべきだ。自分を過信して出しゃばらない。

私は完璧ではない。当たり前だ。完璧じゃない私の側に居てくれる家族に、友人に、感謝と尊敬の気持ちを忘れてはならない。常に謙虚に生きるべきだ。そして、人の欠点を許せるように、余裕を持てるようになりたい。そのためにはポンコツはなるべく隠せるようにならねば。