ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

ニコちゃんが一番されて嫌なこと

 朝からキッチン前と吊り戸棚の収納を整える。ニコちゃんとパパは9時ごろ起きて来る。ハウス直売のイチゴが買いたくて、お出かけを提案する。あとニコちゃんの凧もパパは一緒にしてなかったので、途中の公園で。

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 公園はすごい人出だった。家族連ればかり。公園はファミリーに優しい。タダで駐車場もあって子供が喜ぶ。凧とシャボン玉に、パパも夢中に。ママはシャボン玉製造機。妊婦だから。妊婦だけど1ヶ月で2キロも太って運動しなさいと怒られたので、歩く。回る。

 食堂で各々好きなものを取って食べる。ニコちゃんは煮込みハンバーグとコロッケ、パパは肉豆腐と大根、ママはサバの味噌煮と豚汁と中華サラダ。パパがニコちゃんのうんちを連れて行ってくれる。

 食べ終わってイチゴを見に行くと売り切れ。ショック。失意のまま家具屋さんに。ローテーブルを探すも、ダイニングテーブルに目移りしてパパに怒られる。以前も接客してくれた店員さんが、高いものばかり勧めるので、怖くなって退散。ローテーブルに15万は出せねぇ。

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 疲れ果てて帰宅して、すぐにでもニコちゃんを寝かしたいところだけれど、「ユーチューブいっこだけ見る」のワガママを聞き入れて、ママもスマホタイム。一つが終わるともう一つ自動再生が始まって、「これだけ見たら」と追加のワガママ。バトル勃発。

 「約束破るの?」だんまりを決め込むニコちゃん。「約束破るんやったらママも約束破るよ。優しくするって約束してたけど、優しくしないよ。それでも良かったらユーチューブ見い。」

 そこからは何を言っても「いや!」を連発するニコちゃん。動かなくなったニコちゃんの横を通り抜けて、洗濯物を取り入れようとすると、ワンピースの裾を掴まれる。「何?」冷たく言い放って、落ちている洗濯物を拾っていると、後ろから泣き声。

 「冷たくされてもいいんやろ?ユーチューブ見れば?」更に追い討ち。大きな声を出しながら、涙を流すニコちゃん。その姿を見て、私も涙が出る。やりすぎたかな。

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 しつけなのか、虐待なのか。時々分からなくなる。教育なのか、脅しなのか。プラスになるのか、マイナスにしかならないのか。正しいのか、正しくないのか。

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 「なんで泣いてるの?」パパが聞いても答えない。「泣けば優しくしてもらえると思ってる。」パパの言うことも正しい。眠くて自制が効かなくて、パパとママに嫌われることが何より怖くて、ワガママを聞き入れてもらうことが愛されていると思うニコちゃんの気持ちも分かる。

 「私はどうすればいいの?」パパに聞く。甘やかすのと甘えさせるのの違いって何?自問自答。どうするのが正解なんだろう。子供が望むことをしてあげるのが子供の幸せなのか、間違いを正すのが親の役目なのか。ママの顔を見ない。「もう怖い顔しないからこっち見て。」涙は中々ひっこまない。

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 ベッドに連れて行くと、数分で眠りについた。「ニコちゃんのこと嫌いじゃないんだよ。大好きだよ。冷たくしてごめんね。」じっと私の顔を見て、私の腕枕に顔をうずめて、規則的な寝息を立て始める。

 不安に思ってないかな。信じられなくなってないかな。例え演技でも、ニコちゃんに冷たくするのは、不安定な私はやっちゃダメだ。私の心臓に悪い。愛してる、と、言葉だけじゃなくて、嫌なことをしないという行動で示さないとダメだ。

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 って、こんなこと言ってたら、約束していたことを忘れてました。ダメダメダメだ…。すみません。ごめんなさい。やってしまった…。なんでだ…。

トゲトゲした気持ち

 姪と姉がとても意地悪な気がして、姪と目を合わせられない。家に帰って子供と二人っきりになって、子供にキツく当たってしまう。進行方向に子供が立っていただけで、イライラしてしまう。

 昨日は殆どイライラすることが無くて、珍しく夜中殆ど目が覚めずに、睡眠時間もたっぷりとった筈なのに。昨日は私にしてはとても珍しい「普通の日」だったのに。母も珍しくまともだったのに。

 今日はダメダメだ。気持ちの整理がつかずに涙が出てくる。「ママなんで怒ってるの?」子供が訊ねる。違うねん、疲れてん。「疲れたん?」「疲れたん。疲れたん。」笑う子に少し救われる。

 子供の手をパチンと閉めるタイプのカバンで挟んでしまう。子供が泣く。泣きたいのはこっちなのに。子供に優しく出来ない。「大丈夫?」って聞いて、「ごめんね。」と抱き締められない。

 そんな自分に腹が立って、階段を上って寝室に逃げ込む。SNS上で、『10分でいいから家出したい、けれど出来ない』と言っていた人を思い出す。考えてはいけないことを考えて、否定して、また考えて、否定する。キャパを超えたんだな、と理解する。回復する為には何をすべきか考える。

 意外なことに、ニコちゃんが直ぐに泣き止んで、階段を上がって来た。ママが倒れ込んでいる、収納付きの少し高いベッド(分厚いマットレスを敷いているので更に高い)をよじ登ろうと頑張って、バイキンマンのぬいぐるみを落として、泣く。私も少し泣いて、ぬいぐるみを拾う。「早くおばあちゃんち行こう。」子供が私の手を引いて、二階から一階に下ろす。

 泣いて横になると、少し楽になった。

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 これは私の悪癖だと思うのだけれど、誰かといると、誰かのために行動しなければと思ってしまう。相手も同じように私のことを考えて行動してくれる人ならば疲れないのだけれど、こちらの気持ちや行動を鑑みない人だと、不快に思ってしまったり、疲れてしまったりする。

 勝手に他人に期待して、見返りを求めてしまう。見返りを貰えなければ、勝手に悲しくなったり、悲しくなるならまだしも、怒ってしまったりする。良くない。良くないのに、無意識にやってしまう、癖みたいなもの。

 相手に期待しない、思ったことを言う、本心を伝える。それらのハードルが高くて、難しい。何となく、惰性で生きてきたのに、自分の出来ないことに向き合わざるを得ない時間が、辛くて、貴重なものだと思う。

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 以前決意して食べ損ねた、マクドのオレオのマックフルーリーでも食べて、自分を甘やかして、また頑張ろうと思います。どすこい!

五分おきに変わる欲求

 お腹の子は、7ヶ月になった。頻繁にお腹が張ったり、少しの動作で息切れしたりしながら、毎日胎動を感じる、大変だけど有難い生活を送らせて貰っている。

 人間にも鳥のように、出産前には、住居を整えようという巣作り本能があるらしい。その影響なのか、片付けが苦手な私も、最近は家を整えようという意識が湧いて来た。けれどやっぱり片付けは苦手で、掃除にばかり逃げている。今日は、五徳掃除と、ポットのクエン酸洗浄と、お風呂の水垢取りに挑戦してみた。五徳掃除、楽しい。お風呂前につい夢中になっていると、ニコちゃんが足にまとわりついてくる。

 「ママ、ユーチューブつけて。」ちょっと待って。ゴシゴシゴシゴシ。「ママ、しまじろうの牛さん切りたい。」しまじろう全部切っちゃったやろ?もう無いねん。「ママ、ミルクティみたいなやつ飲みたい」ほうじ茶ラテ?作ったろ。「ママ、おしっこ!」行こ!

 よくもまぁ、そんなに色々な欲求が次々と湧き上がるものだと感心する。どの欲求が満たされなければ機嫌が悪くなるかは分からない。ルーレットや運のようなもので、眠たかったり、お腹が空いてたりすると、全部が地雷だったりする。地雷を踏んだ時は、こっちも限界だったりで、怒ったり無視してしまったりして、後で後悔する。

 なんで子供の欲求って、誰かが叶えないと叶わないものが多いんだろ。そして、子供に100%応えてあげようとすると、めちゃくちゃ疲れるし、100%応えないと、多かれ少なかれ罪悪感が付き纏う。私は子育てに不向きな性格をしているのかも知れない。いや、逆に向いているのかも知れない。知らんけど。

 以前、隙間時間に親適性診断みたいなものをしてみた。本心のままに回答すると、7項目あるうちの、相手を尊重する気持ちだけが高評価で、他6項目は最低評価だった。もう一度、「こうあるべき」という優等生回答で再挑戦すると、全項目で百点満点が得られた。何というか、クソくらえ。そんなこと、分かりきってんだよ。適性なんて、いい加減なものなのだろう。

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 ニコちゃんは、自立したい気持ちと甘えたい気持ちを行ったり来たりしている。赤ちゃんを楽しみにしてくれている一方で、まだまだ自分だって赤ちゃんのように甘やかされたい気持ちも満たされない。私の目線一つで、言葉一つで、笑顔になったり、泣き喚いたり。

 今日は実家で夕飯を食べる時、祖母がニコちゃんを褒めてくれた。一人で食べれて賢いなぁ。そう、だいぶ一人で食べれるようになって来てん。そんな会話の数分後、ニコちゃんが「ママこっち来て。」「ママのお膝で食べたい。」「ママ食べさして。」祖母が呆れて笑う。

 昨日、「明日パパとお風呂に入る」と約束したニコちゃん。パパは約束通り早く帰って来てくれた。嬉しそうに、お風呂に向かって、長い間出てこないニコちゃんとパパ。呼び出し音で風呂場に向かうと、ニコニコ笑顔のニコちゃん。けれど身体を拭いて、髪を乾かして、歯を磨いて、寝に行こうと言うと、途端に曇り顔。「ママがいい。」「3人がいい。」この調子だと、入院中が心配になる。まあ、なるようになるか。

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 バレンタインに、リンツのチョコレートを50個買った。ホワイトを食べると、めちゃくちゃ甘かった。夫はピーナッツのを食べて、半分齧って、私にも食べるよう勧めてくれた。私は一人で何も聞かずにホワイトを全部食べた。「ごめん」と謝ると、「何ていうか、まあ、器の差?」と言いながら吹き出していた。私も笑った。

 夫の言うことの9割は冗談で、私の言うことの9割は本気だそうで、似ていると思っていたけれど、実は全然違うのかも知れない。

 ちなみにニコちゃんは一人で一個食べて、かつ「ママは食べたらあかん。ニコちゃんとパパで食べる」言うてはりました。最近ちょっと意地悪なってきた気がする。

ミスドで好きなドーナツは?

 歯医者の予約を忘れてしまっていた。予防歯科で通っていて、3ヶ月か4ヶ月に一度なのだけれど、忘れたり遅刻したりすることが多く、また今回も。猛省。あまり予定がなくて、スケジュール帳を作っていないのだけれど、スマホのカレンダーにでも登録すべきだった。すみません…。

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 昨日、夫と子供と近くのイオンモールの中に入っているミスドに、ピエールマルコリーニとのコラボのチョコドーナツを買いに行った。時間限定、数量限定の(私の中で)激レアの幻のドーナツ。販売予定時間を少し過ぎて到着すると、予想の2倍以上の長蛇の列(夫は予想の5倍だったそう)。

 これはもう買えないんじゃないか…。半ば諦めつつ、通路にはみ出した列の最後尾に並ぶこと十数分。途中、夫と子供に欲しいものを買いに行ってもらった後、残りの数を確認しに行ってもらうと、「まだまだ沢山ある。」とのこと。途切れかけた望みが紡がれる…!

 ついに店舗前のいつもの列に差し掛かり、あっという間にドーナツ棚の前へ。ある。沢山ある…!

 一度、平日の3時頃に来た時は、一つたりとも残っていなかったけれど、販売時間の直後であれば、余裕でゲットできそうです。一時間後くらいまで残ってた。むしろ一時間後の方があまり並ばず買えるかも…。

 長い列に並んでいた人の中には、「普通のドーナツだけ買いたいんやけど。」と言っている方も。皆が皆、ピエールマルコリーニを欲しい訳ではないのね、と、夫に言うと、「そりゃ、チョコが苦手な人だっているし。」確かに、その通り。他のドーナツも美味しい。

 ニコちゃんが今すぐに食べたい!と言うので、フードコートで一つずつだけドーナツを齧る。アルコール配合の除菌シートで、手とテーブルを入念に拭いた後で。チョコが好きで、選ぶドーナツは全てチョコがけのドーナツだったニコちゃん。口と手がチョコまみれ。

 ピエールマルコリーニは、家に帰ってから、じっくり頂きました。全種類買って、4等分にして、食べ比べ。夫もニコちゃんも私も、キャラメルが一番好き。私的2位は、フォンダンショコラ(丸い方)のナッツ風味。全体的に甘さ控えめで食べやすかったです。

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 ピエールマルコリーニ以外で買ったドーナツは、ニコちゃんが選んだチョコがけ二種と、夫のいつものハニーディップと、私のいつものポンデリング。夫はハニーディップが一番好きで、私はポンデリングが一番好き。ネット記事で見た、ミスド従業員一押しはハニーディップだそうで、確かに美味しい。けど、軽い感じのポンデリングも捨てがたい。

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 今日の朝ご飯も、ミスドのドーナツ。チョコがかかったポンデリングを、嬉しそうに食べるニコちゃん。3歳児は、何をしてても可愛い。食べる姿も可愛い。寝てる姿もめちゃくちゃ可愛い。

 隣で食べるのを見ていたら、段々と私の方に寄って来て、ピッタリくっついて嬉しそうにするニコちゃん。チョコがけポンデリングを半分にして、「これママに上げるから半分こする!」と、くれた。美味しい!ありがとう。とお礼を言うと、「ママのお膝で食べる。」と、膝に登ってくる。

 こんなに可愛いのに、たまにどうしようもなく苛々したり、怒ってしまう時もある。大体自分に余裕が無い時。優しくするのはパワーが必要で、パワーは補充しないと、枯渇してしまう。だから今日のお昼は瀬戸内チキンタツタを食べよう。タッちゃん、パワー下さい。優しくなろう。

ハンドソープの謎

 洗面所の泡で出てくるタイプのハンドソープが、いつのまにか満タンになっていた。私には詰め替えた記憶がない。夫に訊ねる。夫は違うと言う。少し前に家の片付けを手伝いに来てくれた祖母に聞く。祖母も違うと言う。

 では一体誰が詰め替えてくれたのか。ニコちゃんに冗漫で問う。「ニコちゃんがしたで!」またまたご冗談を。ニコちゃんはお菓子の袋も自分で開けれない。ハンドソープの詰め替えの袋は、ニコちゃん1人では開けれる筈がない。

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 しばらく使っていると、どうもハンドソープの泡の調子が良くない。以前と何か違う気がする。泡立ちが非常に悪い。泡で出てくるタイプのボディソープに、最後に使い切るために少しお湯を入れた時と似ている。

 そう思った時に、はたと気がついた。もしかして…「ニコちゃん、ハンドソープにお水入れた?」

 帰って来た答えは、「うん!」

 マジか。道理で全然泡立たない訳だ。

 ニコちゃんにハンドソープにはハンドソープを入れること、水を入れたら泡立たないことを教え、毎日何回も何回も泡立たないハンドソープをプッシュし続けて使い続け、ようやく残りが少なくなって、泡立たない生活に終わりが見えて来た。

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 ニコちゃんは、ママやパパや、その他色んな人のことを、良く見ている。生意気な物言いは、私や私の母や祖母にそっくり。皿洗いや料理は、何でもやりたがる。風呂上がりの化粧水は、自分で付ける。ママの歯を磨きたがる。

 昨日は、初めて自分で顔と髪と身体を洗った。まだまだ先だと思っていた行為に、感動した。成長が嬉しくて少し寂しく感じた。

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 お腹の中の子は、とても良く動く。どんな生活が待っているのか、想像も出来ないけれど、ニコちゃんもパパも赤ちゃんも、ママの宝物で大好きだと、伝え続けられるよう気を付けたい。パパに全然言ってないや。ごめんね。

可愛い顔と、変な顔

 餃子の王将に行った。遅めに朝を食べて、お昼の2時半。店内はガラガラだった。

 家庭内でアンケートを取った。家でチャーハンかオムライスかうどんか、外食をするか。夫は下痢が3日ほど続いて病み上がりだったので、家でゆっくりするのがいいのではないか、と妻は提案した。子は、「ちゃあわん外に食べに行きたい」と外食を推した。結果、夫と妻が子に合わせて、中華料理店に行くことにした。

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 雨が降っていた。ニコちゃんは長靴と傘でご機嫌にビンゴの歌を歌いながら、車から降りた。以前、子ども会の遠足の帰りに一度だけ行った王将。駐車場から少し歩いた。

 新人のような、若い女の子が注文を通すと、餃子が一瞬で出てきた。続いて間を空けずにチャーハンもニコちゃんの前に届けられた。お腹がペコペコだったのでとても嬉しかった。餃子はアツアツで、チャーハンは美味しかった。少しとろみのあるスープも絶妙な塩加減。

 食事の前に、アルコール入りのウェットティッシュで手とテーブルを入念に拭く。食べる時以外は、注文する時もマスクを付けておく。私の鼻と頬は連日のマスクで赤く荒れている。それでもマスクなしで生活することは考えられない。

 続いて夫の極王天津飯、私の五目かたやきそば。五目かたやきそばは、少し味が濃かったけれど、家庭では味わえない食材や調味料が、舌も目も鼻も楽しませてくれた。久しぶりの家族3人の食卓。夫の体調か良くなって、私にとっては長かった隔離生活がようやく終わった安堵。家の中でもマスクをつけると、本当にしんどい。

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 300円のソフトクリームを食べたいとゴネるニコちゃんを何とか宥めて、業務用スーパーの88円のクーリッシュで手を打たせる。昼食代は、3人で1700円。安い。美味しくて早くて1人でも気軽に入れて、いいお店だなとこっそり感心していた。

 帰りに業務用スーパーに寄って、晩ご飯の調達。お気に入りのゴミ袋は、コロナ対策の使い捨て容器や持ち帰り用の袋に淘汰されて、影も形も無かった。ショック。夫はチョコをこれでもかとカゴに入れる。3日間、殆どゼリーしか食べていなかったので、糖分不足なのか。私も負けじとメルティキッスのモンブランをカゴに入れる。チョコだらけの買い物カゴが出来上がった。

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 家に帰って3人でアイスとチョコを食べて、お茶を飲ませて親子3人川の字でお昼寝をする。ニコちゃんが一番先に起きて、私を起こして、慌ててトイレに向かう。今日はセーフ。寝ている間の排尿我慢機能はまだ未発達なので、時々お漏らしがある。3歳上のいとこは、まだ夜もオムツなので、気長に見守りたい。

 料理を一緒にするのだと、張り切るニコちゃん。今日は人参を星と花にくり抜いて、ネギを斜め切りにした。鍋の具材をカゴに放り込むのと、鍋に野菜を入れるのをしてくれた。母より女子力高めの3歳児。将来が楽しみだ。

 夕食後は保育園のクリスマス会の写真選び。ニコちゃんの集合写真の変顔がヒドい。1枚目は可愛い笑顔、2枚目はめちゃくちゃ嫌そうな顔、3枚目でほっぺに両手を当ててアッチョンブリケ。ふざけた子供だ。迷ったけど可愛い方。変顔も捨てがたいけど。

 変な顔も、可愛い顔も、どっちも自分の子供だと可愛く見えるから不思議。日に日に変顔に磨きがかかって、将来が心配だけど楽しみです。ぜひ変顔を極めてね。

子供を通して想像すること

 先日、保育園の生活発表会があり、子供達の歌や寸劇を参観した。お向かいのママ友の隣なのに、叫ぶような歌声と、ママを見つけて振る手や声、恥ずかしそうな笑顔に、気が緩むと涙が出そうだった。

 子供たちは順当に成長している。ママがいないところで、歌を覚えて、友達と真似をし合って、先生に指導してもらって、覚えたことを披露できている。去年は入っていた先生の歌声も、今年は無かった。劇を初めて観た。発表会のために、たくさんの準備と時間があったんだろうな。

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 いつだったか、お風呂に入らないと泣き喚く我が子を見ながら、すごくイライラしたことがあった。何度も何度もワガママを笑顔で聞き入れて、それなのに親のお願い事はたった一つも聞き入れてくれないのか、と、子供に対して物凄くささくれ立った気持ちになった。

 そういった時に、いつもふと、母や父の気持ちを想像する。私もそんな時があったのか。ワガママを言って、父や母を困らせて、苛立たせて、許されてきた子供時代が、おそらくあった。覚えていないけれど。

 許すことは、愛することだと、私が愛読しているブログに書いてあった。私はたくさん愛されていたのだと、そうなって初めて気付く。気付くと同時に嬉しくなる。気付きを与えてくれた子供に感謝したくなる。

 私もたくさん許して愛して、いつかこの子が愛されていたのだと感じる日が来ることを願う。そんな未来を想像して、出来るだけ優しくしようと心掛ける。

 心掛けても、出来ない日は少なくないけれど。少しでもそんな日を多くして、子供が愛されていると感じてくれるよう努力する。

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 不完全で、不安定な母親だけど、ニコちゃんのことは大好きで、一生守るから、幸せになってくれると嬉しいな。ニコちゃん、幸せ?幸せだと、嬉しいな。