ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

嘘吐きは私の方

久し振りに夫に対して憤りを感じた。私が悪いのだけども。家に帰ると、夫は目頭を押さえ、頭痛薬を飲んだ。

ニコちゃんが夫に抱っこをされて寝て、夫も一緒に寝たので放って買い物に行った。つい買い物に夢中になって、長い時間が過ぎた。夫が電話を掛けてきて、出ると無言で切って、掛け直しても切られた。

車内に戻ると夫は見るからに不機嫌で、私の質問には答えない。私が悪いのだけど、すごく嫌な感じ。改めて質問をすると、ようやく理由を話してくれた。胸の内のざらつきは怒りで、それは夫にでは無く、先の見通しが甘く、自分の感情を何より優先させるポンコツの私に対しての怒り、だと思いたい。

離れたい、と思った。自分が悪いのだけど、自分の欠点を突き付ける相手と過ごすのは気まずいから。とても自分勝手な理由。夫は眠るニコちゃんと寝室で、私は一人リビングで、ニコちゃんの長い夕寝の間、別々に過ごした。それでも気は晴れなかった。

ニコちゃんは驚くことに四時間以上眠った。どんどん時間は過ぎても、起こしに行く気持ちにはなれなかった。たくさん寝てくれて、気持ちを整理する時間を与えてくれて助かった。ニコちゃんが起きてきて、やっと夕飯の準備をする気になった。夫が話しかけてくれたけど、夫の目は見れなかった。

料理は上手いか下手かを置いて、どちらかと言えば好きだ。いかに効率よく、洗い物を少なく、時間を上手く使える順番を考え、均一になるよう食材を刻み、材料の火の通りにくい順に鍋、もしくはフライパンに入れる。味の最終形を想像し、出汁となる調味料を入れ、塩胡椒をして、醤油を回しかける。味見をする。盛り付ける。

やっと夫の顔を見れる。けれども言葉が上手に出てこない。嫌われるかも知れない、受け入れてもらえないかも知れないという恐怖心は、私の言論の自由を奪う。夫の言葉に頷いて、短い了承の言葉を怖々発するのが精一杯だった。

ニコちゃんに炒飯を食べさせる。昼は眠かったのか、あまり食べてくれなかったので、夜だけでもしっかり食べて欲しいところ。テレビが付けっ放しになっていて、テレビの方ばかり見て、食事に集中しない。ダイニングソファの上に立って食べる。お行儀が悪い。けど、どうでもよくなってくる。取り敢えず食べてくれさえすれば。

夫がリビングで「頭が痛いので、もう少し寝かせて欲しい」と言ってダイニングに来ないので、夫の炒飯をラップに包む。包んだところでダイニングにやって来る。ラップを外して準備をする。

夫がニコちゃんに食べさせると、よく食べた。私が食べさせても三分の一も食べなかったのに、夫が食べさせるとほぼ完食。不思議、有り難い。一緒に食事をして、思い切って夫に身体的接触を試みる。嫌がらない。謝罪をしなければならない立場だけど、なあなあにしてしまう末っ子気質。

悪いところもたくさんあるけれど、自分では気付かない良いところもきっとある、と、思いたい。調子に乗るなよ、このポンコツがァァァ( °∀ °c彡))Д´) アヒャスパーン

と、こんな感じの週末でした。相変わらず。コミュニケーション不足!でも、怖いんですの。でも、飛び込んでしまえば、案外、そこまで悪くもないのかも。そして、良くもないのかも。分かっちゃいるけど、飛び込めない