ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

アンパンマン商法

我が家では、意図的にアンパンマンを生後数ヶ月の時から子供に認知させようと、オモチャなどを与えていた。何故かと言うと、三つ上の姪っ子がアンパンマンが大好きで、アンパンマンの何かを持つと機嫌がいいのを側で見ていたからである。自分の子供も、機嫌が悪くなった時にアンパンマンを与えれば機嫌が良くなることを期待した。

その甲斐あってか、アンパンマンが大好きになった。アンパンマン以外にも、ミッキーマウスやキティちゃんも好きなので、実のところは私の目論見はそんなに意味が無かったのかも知れない。

今日の朝、ご飯を中々食べない子供にアンパンマンの混ぜ込みご飯の素を加えてあげると、喜んで食べた。アンパンマンの効果は抜群だ。

ただし、家にいる時は「アンパンマン観る。」と、口癖のように言う。YouTubeやHuluでアンパンマンのオモチャの動画やアニメを延々と再生させられる。目が悪くならないか心配だ。

ともあれ、喜んでしてくれるのは助かる。着替えるのを嫌がる時でも、アンパンマンであれば喜んで着替えてくれる。キティちゃんやミッキーマウスはたまに嫌がることもあるけど、アンパンマンは滅多に嫌がらない。多岐にわたるアンパンマン商品に感謝の念を抱く。

こうして我が家はアンパンマン商法に呑まれていく。フレーベル館の、思うがままである。けれども子供は嬉しそうで、大人も助かる。亡きやなせたかしさんに尊敬と畏怖の念も抱く。やなせさんすごい。

やなせさんが亡くなった後も、アンパンマンの新キャラはどんどん出て来る。先週は「パエリアさん」なる人物が出てきて、美味しそうにパエリアを作るもんだから、パエリアが食べたくなった。アンパンマンの商業効果は子供商品だけに留まらない、かも知れない。

「好きな人と好きな人と、手を繋ごう。」やなせさんがそう言うので、くじけそうになった時は子供の手を繋ぐ。アンパンマンは子供ではなく大人を励ましてくれている、のかも知れない。

※個人の感想です