ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

十ヶ月と半月

 桜が散り、チューリップも満開を越え、ハナミズキが部分的に咲いてきました。まだ四月の半ばだというのに、夏のような暑さが続いて、かと思えば今日はとても涼しくて、近所の小学五年生の男の子が今年の夏はめちゃくちゃ暑いのではないかと心配していました。

 ◆

 ペコちゃんは自分の足だけでしっかり立つようになりました。手で支えると、自分で歩こうとするようにもなりました。私が電話をしていると、横で「うん!うん!」と頷いて、タオルを持って顔を隠して「ばあ!」と言いながらタオルを下ろします。

 永遠に終わりのない日々だと思っていたけれど、ゆっくりと確実に終わりは近付いているんだろうな。今が一生続けばいい、とも思うし、何処か遠くに逃げ出したい、とも思う。けれども何とか踏ん張って、可愛さを享受し続けています。実家や夫や保育園や姉に感謝です。

 ◆

 変化が苦手な私にとって、子育ては至難の連続で、環境が違えばテレビで報道されていてもおかしくなかったんだろうなと思います。本当に、子どもにも助けられているし、環境にも恵まれていて、それでもとてもしんどくて、自分が嫌になるけれど、ありがたいです。

 ペコちゃんは大きく心配させることもなく、こんな母親でも好きでいてくれて、ちょっとやんちゃで好奇心旺盛だけど、無事に育ってくれていて、良かったです。昨日火傷させてしまったのだけれど、病院に行く車の中でずっと泣いていて、心配すぎて泣きながら運転したけれど、病院の先生が優しそうな女の人で、「大変でしたね」と開口一番言ってくれて、それだけでその日がいい日になってくれた気がします。

 ◆

 こんな毎日を、ずっと覚えていられたらいいのだけれど、多分無理なので、文字にします。見返した私が少しでもこの可愛い日々を思い出せますように。ペコちゃん、めちゃくちゃ可愛いよ。ニコちゃんも、もちろん可愛い。二人とも好き。大好き。