ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

十年の桜を見たよう、この十月

 満開の桜を愛でる季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。ご機嫌麗しゅうございます。

 我が家のちびちゃんは、先日十ヶ月を迎えました。あらゆる日用品がオモチャだった七、八ヶ月の頃に比べ、段々とオモチャに興味を示し、また日用品を使う様子をしっかり観察し、真似をするようになってきました。(例えば自分で歯ブラシを使って歯を磨こうとしたり、スプーンを使おうとしたり、ゲームのコントローラーを持って動かそうとしてみたり)

 ストローマグを自分で持ち上げ、上手にストローでお茶を飲みます。たまにむせるのも、また可愛いです。ニコちゃん(四歳)の方は、赤ちゃん用に用意したものを全て欲しがります。どうしても赤ちゃんに手がかかるので、我慢の連続みたいです。けれど、お姉ちゃんとして、よく頑張っています。

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 ネットで「育児に疲れた時は、施設から貰ってきた可哀想な子だと思って接せる」という言葉を拝見しました。ワガママ言って泣いてばかりの自分の子だと、つい声を荒げそうになるけれど、他人の子だと思うと、可愛いし優しくしなきゃと思う気持ち、何となく分かる気がします。一粒で二度美味しい、ならぬ、一人で二度美味しい、的な。

 つむじがとても良い匂いで、いつもクンカクンカと匂いを嗅ぐのですが、今日は無臭で寂しいです。代わりに耳の穴の匂いをくんくん嗅いで、幸せを感じておきます。どうしてお昼ご飯を食べてくれないんでしょうか。お腹が空いている筈なのに。分からないので、ブログを書いて気を紛らわせています。もう少し、頑張ります。

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 あんなに頼りなくて壊れてしまいそうだった赤ちゃんが、今では何も持たずに一人で立って、ありとあらゆる人たちにドヤ顔をしまくっています。楽しそうで何よりです。昨日出来なかったことが、たった一日で出来るようになって、すごいスピードで成長しています。この子の十ヶ月は、大人の十年と同じくらいなのかな、と思ってタイトルの句を詠みました。