ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

ママが怒らない方法を一緒に考える

「今日もママ怒った」寝る前にニコちゃんが言う。「どうやったらママ怒らへん?」「何のお手伝いすればいい?」モンスターらしからぬ謙虚な発言。そうか。ニコちゃんも私が他の人の不機嫌が怖いように、ママの不機嫌が怖くて堪らないのかも。

 どんな時にママ怒った?と尋ねると、「お茶こぼした時」お茶?こぼしたかな?怒ったかな?記憶にないけれど、こぼした時はその上を踏まないでね、とお願いすると、「水たまりみたいで楽しいねん」分かる。分かるよ君の気持ち。ママもお茶2リットルぶち撒けた時はその水たまりを踏んで、ピチャピチャ音がして楽しかった。

 保育園を休んで、一日一緒にいた。赤ちゃんよりもニコちゃんを優先して抱っこした。しまむらに買い物に行ってもニコちゃんのものばかり買った。ママの服を一緒に考えてくれた。楽しい一日だとママは思っていたけれど、ニコちゃんにとったら今日もママが怒ったという感想になった。悲しいな。ニコちゃんにも同じように伝えると「ママもいつも同じように言ってる」と。そうか。ニコちゃんはママの鏡なのか。

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 ニコちゃんのアウターが小さくなったので、新しいアウターをしまむらに買いに行った。インスタに載っているような可愛い服が沢山あって、テンションがぶち上がる。けどニコちゃんはそんなインスタ服よりもアナ雪の服を選ぶ。ブレない。ブレないけれど、大人っぽいニコちゃんには大人びた服の方が似合う。

「この広告のお姉ちゃんの服めっちゃ可愛くない?」と、第三者目線で訴える。めっちゃ可愛い〜♪と、女優になった気分で猛アピール。お姉ちゃんに弱いニコちゃん。何とか英字が入ったシンプルなアウターに替えてくれる。「ママは広告の真似ばっかり」よくご存知で。広告の真似をしておけば間違いないと思ってる。

 しかしニコちゃんは色々よく知ってるな。さては人生2回目なんじゃないだろうか。けどママはそんなニコちゃんの弱点を知っている。それは鉄棒。あと自転車。まだ出来なくて当たり前だけど、近所のお友達が運動神経いい子ばっかりで、ニコちゃんは泣いて悔しがって「もう(お友達の名前)ちゃんと遊ばない!」と本人に向かって言う。ママが困るので特訓をしようと頑張ったけれど、鉄棒に1秒もぶら下がれない。どうにか頑張って逆上がりが出来る子になって欲しい。ママは出来なかったけど。カエルの子になるか、鷹になるのか。がんばれニコちゃん。応援するよ。