ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

赤ちゃんいらん

 おはようございます。新生児との暮らし8日目、大変だと思う毎日を、一瞬の深い意味を持たない微笑みで帳消しにされる、ちょろい母です。可愛いな、眠たいな、可愛い、眠い、の繰り返しです。

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 ニコちゃんが久しぶりに保育園に行きました。パパが有給を取ってくれたので保育園を1日休ませて、退院の前日に熱を出したので保育園をもう2日休ませて、熱が下がったので登園させました。

 退院した日は大人しくてめちゃくちゃお姉さんだったのですが、次の日にはいつものワガママニコちゃんだったので、ちょっとこれは無理だと思って行かせたところもあります。ごめんね。

 保育室に入る時はすんなり入ってくれて、夕方迎えに行って先生に様子を聞くと、ちょっとイライラしてそうやけど、お友達と喧嘩とかはしなかったとのこと。謝って、お願いして、手を繋いで帰りました。

 家にあるアリエルの人形か欲しいとのことで、歩いて取りに行きました。ご近所の同い年の子を持つママさんに途中で会って、おめでたで下の子たちも同い年とのこと。また仲良く遊べたらいいな。人形とスマホを取って、補助輪付きの自転車に乗って、おばあちゃんちへ。

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 おばあちゃんちで、突然のワガママ。言っても聞かず、癇癪を起こしました。何を言っても「いらん!いらん!」と言いながら、ひいおばあちゃんを押したりするので、どんなに悲しくても暴力はダメ、物を投げてもダメだと言うと、更にヒートアップ。

 「いらん!」ママがいらんの?「ママがいい!」抱っこしたるからおいで。「いらん!」抱っこいらんの?「立って抱っこして!」それは出来ひんねん。座って抱っこしたるからおいで。「いらん!」

 小さい子にとって、ママが1週間いなくなって、やっと会えたと思ったらその腕の中には小さな赤ちゃん!という状況は、夫が突然愛人を連れて帰って来て、一緒に暮らすと言い出すのと同じくらいのストレスらしい。そんな話をひいおばあちゃんとしていると、ニコちゃんが「赤ちゃんいらん!」と大泣き。

 釣られて、違う部屋にいた寝ていた赤ちゃんも泣き出す。ひいおばあちゃんが「ママに赤ちゃん泣いてるから行ったげて、って言って」とニコちゃんに言うも、ママの膝にしがみついて泣き止まない。赤ちゃんいらんって言わんといたって、赤ちゃんお世話しやな死んじゃうねん。何を言っても大泣き。

 ひいおばあちゃんにうんちしてるか確認して、と頼むと、オムツを開けたまま放置して、赤ちゃんの足にうんちが付着。おばあちゃん、それはアカン。大きな声でつい言ってしまった。うんちのついたおくるみやオムツシートをよけて、新しいおくるみを出したり、てんやわんや。

 赤ちゃんのオムツを替えている時にニコちゃんが抱っこして、と言うので、今は我慢して!と焦って強い口調で言うと、いつの間にか泣き止んで、ひいおばあちゃんと晩ご飯を食べに行きました。ビーフシチューを2杯も食べた、とのこと。「ニコちゃんお腹空いててん。見て、いっぱい食べてすごいお腹!」ほんまや、すごいねぇ。

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 お風呂でシャワーを浴びている間にパパが帰って来て、ご飯を食べてもらって、髪を乾かしたら、夕方の癇癪と言ったことをこっそり報告。「いらんって赤ちゃんのことやったんか」赤ちゃんもやし、色々いらんかったんやろうな。

 歯を磨いて、パパに寝かしつけをしてもらいながら、赤ちゃんを見て、「○○ちゃん可愛すぎる!パパ、見て、○○ちゃん可愛い!」と妹を大絶賛するニコちゃんを見て、そう思う気持ちも本当の気持ちなんだろうなと思いました。相反する二つの気持ち。人間とは矛盾する生き物ですね。

 吐き出してスッキリしたのか、昨日の夜はイヤイヤと泣き叫ぶことはありませんでした。良かった。赤ちゃんも比較的長く寝てくれて、穏やかな夜でした。