ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

第二子バースレビュー(予定日11日超過)

 おはようございます。先日、無事に第二子を出産しました。お産のことを忘れないうちに書き留めたいと思います。とんでもなく長文ですが、お付き合い頂けると嬉しいです。

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 2人目の出産予定日から1週間と4日が過ぎ、私は、焦りを通り過ぎて何故か余裕が生まれていました。体もマタニティ整体のお陰か、1ヶ月前に比べると嘘のように軽く、散歩もガンガンできてました。

 産科の先生は、「41週を過ぎると胎盤の働きが弱くなって、お産の時に赤ちゃんの容体が急に悪化することがある」と、3日に1回の検診のたびに言って、計画入院を検討していました。

 外来の看護師さんや婦長さんは、予定日を2週間過ぎても元気に産まれていた話や、自身も予定日を2週間過ぎたこと、いつ産まれるかは赤ちゃんが決めること、もしくは神様が決めることだと言ってくれました。

 「姉はもっと歩いていた」「あんたが歩かんせいや」と言う母に、「お姉ちゃんはお店を手伝っていなかった」と不満をぶつけると、「もう店手伝わなくてもいい」と受け止めてくれました。従業員がいなくて、てんやわんやの母と、2人の小さい子供を抱えて店を手伝う姉に申し訳ないと思いながらも、店を手伝わなければと思うことから解放されると幸せでした。

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 赤ちゃんのことだけに専念させてもらって、そのお陰か、朝6時から偶然会った叔母と散歩をし、父と保育園にニコちゃんを送って行くと、ようやく待ち望んだ陣痛が、8時頃から弱いながらも感じました。逃してたまるものかと、帰ってからも散歩。歩けなくなる位に痛くなって、怖くて帰宅。12時まで不規則に微弱陣痛が続きました。

 散歩やスクワットや階段の上り下りをし続けていると陣痛が続くも、休憩すると無くなりました。少しだけ店を手伝い、14時頃から祖母に付き合ってもらって再び散歩。ダイソーに寄って大量に買い物をして、86歳、それを持って15分ほどの道を帰宅。達者です。

 ダイソーで買い物中に再び強い陣痛が2回ほど。実家に帰ってトイレに行くと、くすんだ赤色のゼリーのような塊が出てきて、これが噂のおしるしか、と家族に嬉々として報告しました。母に運転してもらって、保育園のお迎えに。その途中で病院に一応電話。おしるしがあったこと、陣痛が10分強間隔で続いていることを伝えると、病院に来てくださいとのこと。

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 まだ産まれないだろうとタカをくくっていると、母から早く行けと怒られました。ニコちゃんを迎えに行って、1人シャワーを浴びて、ご飯を食べて、パパに連絡を入れて、18時半頃、母に病院に連れて行ってもらいました。この時で陣痛間隔は4〜6分間隔くらい。

 病院に着いて、母と入口でお礼を言って別れ、看護師さんに荷物が大量だと笑われて病室に案内してもらいました。バッグが3個に紙袋が2個。入院するかもと何度も準備して、どんどん増えました。部屋をどこにするか、値段が違うので悩みましたが、1日8000円の小さめのトイレ付きの個室に。大きい部屋だと1万円、風呂付きの倍ほどの広さの部屋は1万5000円、トイレは近くに欲しかったので、間をとってトイレ付きに。

 荷物を病室に置き、お店にも来てくださる気心の知れた婦長さんに分娩室で内診をしてもらいました。一旦帰られていたのに、私の出産に立ち会うためにわざわざ来てくださって、「陣痛が来て良かったね」と笑顔で言ってくださって、心強い。ありがたかったです。40年前に祖母に花嫁を作ってもらったそうで、私が住んでいるところは田舎なので、自宅で花嫁を作るのですが、婦長さんもそうしたそうで。今は母の店に毎月通ってくださってます。

 モニターを付けて、陣痛が来ていることを確認。内診をすると、「子宮口3センチ開いてるよ!良かったねぇ!24時超えるかな?」と嬉しそうに言ってくださり、ひと安心。30分ほどモニターを付けて分娩室で待機して、4〜6分間隔から進まなさそうなので、病室に戻って待機することに。陣痛の合間に大量の荷物を荷解きしながら夫とラインで打ち合わせ。忙しい。

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 早くお産が進むように、階段を上り下りすると、陣痛が2〜4分間隔になり、20時半に再び分娩室へ。子宮口が4センチ空いてる、進んでるよ!と言ってくださるも、内診が激痛で怖くなってしまいました。

 再び部屋に戻り、夫が病室で待機できるようにスペースを作りながら、何時に病院に来るか、ニコちゃんをどうするか、ラインで話し合いながら陣痛に耐えました。ハッハッハッハッでラクになっていたのが、ふーっ、ふーっ、じゃないと耐えられなくなって、陣痛間隔が2分を切ったので、怖くなって分娩室へ。

 夫には22時に私の実家を出るように言っていたものの、分娩室に移動したのが22時過ぎで思っていたより早かったので、間に合うか不安に。婦長さん1人に付きっきりでお世話してもらいながら、痛みにひたすら耐えました。けどやっぱりニコちゃんの時の方が痛い時間が長かった。4時間くらい分娩台の上で強い痛みに耐えてたので、それを考えると今回1時間くらいだったので、だいぶ短い。それでも痛くて怖かったけど。

 お尻を押されるのがお尻が凄く痛くて、ひたすらに「いたーい!いたーい!」と叫んでは「フーッ!フーッ!」と呼吸するように怒られていました。22時半に夫が到着して、病室で待機。婦長さんがトイレに行くのに別の看護師さんに代わった時、お尻が痛いことを伝えると、押すのを辞めてもらえて、でも今度は腰が痛くなり、痛いところが変わっただけでした…。

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 気心が知れていると甘えて、前回はひたすら無言で耐えていたのに、今回はめちゃくちゃ叫んでしまいました。夜中なのに。入院していた方に、今考えると申し訳ない。看護師さん、婦長さんにも。横になっていた方が耐えられていたけど、内診のために上を向くと、痛みが怖いのか足が震える。内診が本当に痛い。「7〜8センチだよ!」「8〜9センチだよ!」段々進むのが終わりが見えて救いだけれど、怖くて痛い。

 「いきみたくならない?」と聞かれるも、全然いきみたくならない。お尻押されるのをやめてもらうと、腰が痛かったけれど、しばらくすると、いきみたいような気がして、伝えると上を向いて内診で激痛。破水の感覚。22時半過ぎくらい?婦長さんに「破水した」と言うも気付いてもらえない。しばらくして破水してるね、と自ら気付かれてました。

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 23時頃全開だよ、いきんでいいよ、と言われるも、いきみ方が分からず怒られる。「足をクネクネしない!」痛いから足を閉じようとすると、赤ちゃんが出にくいからと怒られました。ラクな体制でいきませてくれ〜!と心の中で思いながら、覚悟を決めてきばる。うんこ出す感じ、と思いながらもやっぱり分からない。

 23時半頃、夫が分娩室に入室しました。水を飲ませて欲しい、とか、飲ませてって言った時だけにして、とか、色々勝手を言って、助けてもらいました。陣痛が来ると、頭を支えてくれて、助かる。看護師さんに「足に力を入れて」と言われる。そんなことしたら股が裂ける、と思いながらも、「赤ちゃん挟まってるよ」と言われると、赤ちゃんを苦しめたらいけない、と裂けるのを覚悟で押し出す。今回は連続で結構いきめた感覚が。「上手、上手!」褒められて嬉しかったことを覚えてます。あーー!って叫んでごめんなさい。

 「ハッハッハッハッ!」と言われて、あ、赤ちゃん出たのか、と分かりました。直後に元気な泣き声が。青白い胎脂に包まれた赤ちゃんが見えて感動。ニコちゃんの時は泣き声が弱々しくて、だいぶしんどかったんやろうなぁ、と今思えば。今回はめちゃくちゃ元気で、私も元気で、可愛いと思う余裕がありました。

 しばらくすると先生が入ってきて、内診。恐怖。股が裂けてると縫ってくださるも、「痛い」と言うと「これくらい耐えやな」と言われて、おこ。散々痛いのに耐えて、もう終わると思っての再びの痛みは共感して欲しいのです。と、言える訳もなく、痛くても無言で耐える。痛みが来るかもと思うと怖かった。陣痛ほどじゃなくて良かった。

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 やっと終わって、赤ちゃんを夫と見ながら、血圧が150を超えていたので分娩台の上で横を向くことも出来ずに2時間待機。一度陣痛の間に寝てしまった位、眠かったので、眠気と戦いながら、夫と写真を撮ったりニコちゃんのことを話したりして2時半頃病室へ。

 夫がまた20分かけて車で帰らなければならないので少し話して帰ってもらいました。おしっこをするよう言われて、めっちゃビビりながら少しずつ出すと、しみて痛かったです。2回目以降は普通でした。分娩前に尿道に尿を取る器具を挿されたの、ビビりました。ちょっとだけ痛かったけれど、挿されただけで尿が勝手に出るのが不思議でした。病室までは車椅子で。点滴を打ちながらでした。点滴終わるまでトイレは引き継ぎの夜勤の看護師さんに付き添ってもらいました。

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 めっちゃ眠くて3時前くらいに寝たのに、起きたら3時半。そこから眠れなくて、夜が明けて、明るい中ちょっとだけ寝ました。またすぐに起きて、テレビを見てボーッと過ごしました。お腹が空くも、産む前に歯磨きしていて、ご飯も凄い多いのを知っていたので、我慢。そういえば分娩室ではマスクを外させてもらえたので、助かりました。

 入院1日目8時頃、お腹がペッコペコのところに、手毬おにぎりとお蕎麦とお漬物と果物の朝食。茶蕎麦だったのでテンション上がりました。けど味が濃すぎておにぎりがめっちゃ進む。お漬物と梅干し残してしまいました。朝食前に耐えきれず栄養ドリンク味のゼリーを食べて、朝食後にリポビタンD

 産む4日前から夫に教えてもらったラズベリーリーフティーを毎日飲んで、リポビタンDも毎日飲んで、3日前に焼き肉食べて、散歩をこれでもかとして、近所の神社にお参りして、2日前に中国整体に行ってマッサージをしてもらって、散歩をして、やっと産まれました。

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 お昼はイタリアン。トマト味のチキンとハード系のパンとリンゴとクルミのマヨサラダ。果物の味のスムージー。お腹がいっぱいで、残そうかと思いながらも、なんとか完食。3時のおやつにアフタヌーンティーのお皿に乗ったプリンとワッフルとクッキーとフルーツとハーブティー。お腹いっぱいだけど、美味しくて食べちゃう…。ラズベリーリーフティー飲んでしまいたくてお湯を頼むも、ポットを2個も占領するのが申し訳ない気持ちに。

 夕方17時、ニコちゃんが保育園から帰ってきて、赤ちゃんと初対面。髪の毛ぐちゃぐちゃだったけど、ビデオ撮ったり写真撮ったりで忙しくて直す暇もなくて、ごめんね。Eテレ見ながらリンゴゼリー食べて、パン食べて赤ちゃん撫でて、面会時間の15分なんてあっと言う間に過ぎました。病院の一階までお見送り。リンゴジュースパパが買って、お手紙渡してバイバイ。

 18時、晩ご飯は糖質制限メニュー。ローストビーフと春菊のおひたしとおからの卵とじとご飯とフルーツ。味付けも適度で、こういうのがいいと思いながら完食。多いと思っていたけれど、朝になるとめちゃくちゃお腹が空いたので、やっぱりカロリーは低めだったのだと体感。

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 19時、初めての授乳。まだそんなにおっぱいは出なくて、乳首を離すと泣く。16時に面会だけで抱っこしてたけど、その時はひたすらに可愛かったけれど、授乳となると少し大変。退院してお世話になると、もっと大変なんだろうなと実感しました。今はラクさせてもらおう。

 20時前に出産後初めてのシャワー。そんなにしみなくて安心。前回はお風呂付きの部屋に厚意でしてもらっていたけれど、今回は先生と懇意の祖父も亡くなっているので、お風呂なしの部屋を希望。祖父のお陰で贅沢させてもらっていたなぁと改めて感謝。

 お風呂の後にベッドに敷いていたバスタオルや使っていたタオル、下着、靴下を洗濯。髪を乾かしてテレビ電話してパックをして洗濯物を取りに行くと、消灯の時間に。乾燥機を使いかけるも迷惑だよなと思い直して部屋干しに。除湿をかけると朝には乾いてました。良かった。

 ニコちゃんとテレビ電話で話していると、ポロリと涙が見えて、私も泣いてしまいました。寝ると言われると「ママがいい」と泣くニコちゃんに、それを見て泣く私。パパは「大変になりそうやからもう切る」と寝かしつけに行ってくれました。ちゃんと寝てくれたかな?上手く言い聞かせられなくてごめんね。

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 22時ごろ就寝。今度は4時半までぐっすり寝られました。入院2日目、6時に授乳、7時にお茶の交換、また厚かましくお湯も交換してもらいました。腕が筋肉痛です。足に力を入れないといけなかったのに、腕に全部いってたのかも。8時に朝食。ひとくちロールサンドと野菜のスープとカボチャサラダとフルーツとコーヒー。カボチャサラダ美味しい。

 食べながら書いてしまいたくて書きました。長くてすみません。読んでくださった方がいたら、ありがとうございます。