ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

見えないと忘れる

 なかなか寝ないニコちゃんにイライラして、襖を開けると(当初は和室で寝ていた)、仄かな明かりに照らされた、小さな可愛い女の子。あぁ、こんな小さかったんだな、可愛かったんだな、とイライラが少しおさまる。

 我慢して、我慢して、我慢して、爆発する前に、ニコちゃんを見れて良かった。小さな温もりを手に包んで、幸せなのだと涙を流して横になる。自分の小ささに嫌になる。嫌なのに自分が好きで、自分のことしか考えられなくて。

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 黒地に微かな白の先生で、もぞもぞと動く4センチの小さな生き物。「動いてるね」先生の言葉に、「めっちゃ動いてますね」と笑った。自分の希望ではあるけれど、夫のために、ニコちゃんのために、という気持ちもあった。ニコちゃんは喜んでくれるだろうか。

 母の言葉に一喜一憂する、弱い私がいる。母の考えと私の考えは必ずしも一致しないし、母の考えに迎合できなかったからといって、母を蔑ろにしていることにはならない。他人と自分の境界線が曖昧で、他人の期待に応えられなくて苦しいのは私の特性の問題。他人は悪くない。

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 いつも突然スイッチが切れてしまう。さっきまで許せていたことが、許せなくなる。そんな母でニコちゃんは混乱していないだろうか。いつも優しい母でいたいのに、私の本質は冷たい人間だから、時々(いや頻繁に)メッキが剥がれてしまう。不意にガス欠になる。

 私は私のやりたいようにやればいいのに、他人からどう見られるかを気にして息苦しくなる。思うようにやりたい(私の本質は怠け者だ)という気持ちと、普通の人間に見られたい(劣ってると思われたくない)という気持ちと、どれくらいのバランスを保てばいいのか分からない。臨機応変に対応できない。

 上記の問題の対応は、また明日以降考えたいと思います。今日は愚痴ってネガティブで終わります。ではまた。