ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

ゴボウさん泥遊びしてあかんなぁー

 学校を休んだ。母の「今日は店に来なくていい。家の用事をしとけ」の言葉に突発的に休んでしまった。母の言う通り、望む通りに振る舞おう(もしくは無意識的に都合よく解釈する)のはいい大人として如何なものか。

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 兎にも角にも、学校を休んで、子供には保育園を休ませた。「保育園行かなくてもいいけど、行きたかったら行っていいし、行かなくてもいい。どうする?」と子に聞くと、行く?と聞いても、行かない?と聞いても「うん」と言うので休ませた。結局子は親の言いなりになるしかないのだ。

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 子を休ませて、ファッションセンターしまむらに連れて行った。複合施設で子の誕生日に見かけた、アナ雪のクロックスを買ってあげようと思ったから。誕生日にはアナ雪2のドレスとメイクボックスを父と母からプレゼントした。じぃじとばぁばからはレゴのアナ雪城。

 しまむらでクロックスを探したけど、なかった。なぜなら見かけたのはバースデイだから。あるかと期待したのだけど無かった。バースデイは遠いからしまむらで妥協したのが良くなかった。子、ごめん。

 けどビニール製のキラキラのパンプスのようなアナ雪っぽい白と水色の靴を見つけ、それで得心してくれた。その横には大きなリボンが付いたヒールが3センチほどあるパンプスもあって、そっちがいいと言っていたけど、3歳児に3センチのヒールは危なすぎる。可愛いけど危ないからダメだと言うと納得してくれた。


 ゲームコーナーで1回だけじゃんけんのゲームをして、三回勝負で1回負けて、でこぼこの黄色のスーパーボールをゲットした。レジのお姉さんに見せようとするくらい気に入ってた。お姉さん全然気づいてくれなかった。子、どんまい。見知らぬ人に共感を求めるのはやっぱり3歳児だなぁと思ったよ。

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 スーパーでお刺身と晩ご飯の材料を買った。途中、スーパーボールを落として騒いだけど無事見つかった。探しても探しても無いので「もういい?」と聞くと「うん」と聞き分けが良すぎて心配になった。そうさせているのは情緒不安定な母親か、ごめん。

 お刺身は子が殆ど食べた。お皿に盛り付けて子に渡して、用事を済ませて私が席に着くと、もう半分ほどしか無かった。「ママも食べや」と父の真似をして言う子に父と同じ優しさを感じた。「美味しいねぇ」と笑顔を向けられた。最後の1枚を「食べてもいい?」と遠慮がちに聞く子。私が食べたのは全量の4分の1くらいだったけど、全然構わなかった。自分の中にもちゃんと母性があったことに驚く。

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 昼寝をして、2時間ほどすると泣く声が聞こえた。理由を聞くと「指輪落ちた」と。そんな理由で泣くのか。抱っこをすると必死にしがみつく子。抱っこを解くと「抱っこ!」と泣く子。夕飯の準備をするとスーパーで買ったパンを食べたいと言う子。ゴボウを手にしながらパンの袋を開けると泥が付いたゴボウを「これ何〜?」と触る子。

 「泥ばっちいから手ぇ洗って」そう言うと素直に手を洗いに行く。パンを食べるとゴボウを洗うのを見に来る。ささがきって何であんな時間かかるんすかね。泥だらけのゴボウを見て「ゴボウさんどこ行ってたん〜?」と聞く子。「畑の中かな」と答えると、「ゴボウさん、あかんなぁ〜」と子。「ゴボウは生まれた時から土の中やねん」と言うと分かったのか分からないのか「ふ〜ん」と。確かに泥だらけになったらあかん。

 夕飯のメニューは昼に車の中で見た料理番組のメニューをそのまました。牛ゴボウのだし煮と人参ひらひらの甘酢かけみたいな感じのメニューを分量を全く見ずに何となくで作った。酢を入れすぎてとても酸っぱい人参になった。子は10時半に寝かした。

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 アナ雪のパンプス、家に着いたらずっと履いてた。気に入ってもらえて良かった。「足臭くなるよ」と言ったら一時履かなくなったけど、お風呂上がったらまた履いてた。