ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

親子写真

 親子写真を撮る約束をしていたのを、忘れていた。約束通りの時間には行ったものの、私はすっぴんに眼鏡、ニコちゃんは茶色いシミのあるTシャツに頭は半分濡れていて、適当すぎる二つくくり。これが残るって、物凄く恥ずかしい…。先生にダメ元でお願いすると、明日に変えてもらえるとのことなので、そうしてもらう。申し訳ない。明日は忘れずに。

 家に帰ると洗濯物を干して、食器を洗おうとキッチンに立つ。左手の食洗機の中に、パッドが見えて、昨日の夜にニコちゃんが「これプリン作るときに使うやつ?」と言っていたのを思い出す。何でもわかる。覚えている。可愛い。

 朝、ご飯を食べて保育園に行こう!と急かしてニコちゃんを見ると、一人で椅子からおりようとして思い直して牛乳を一人で飲んでいた。その姿がなんだか尊くて、愛おしかった。私から生まれた子が、自分の意思を持って、思うがままに手足を動かして、目標を達成する。別に目標を達成しなくても、ただそこに居てくれるだけで尊い

 キャンプ中に行方不明になった小一の女の子や、昨日たまたま昼のテレビで見た突然交通事故で亡くなった九歳の男の子、大好きなブロガーさんの小学生の娘さんの白血病…。もしニコちゃんが、と想像すると、親御さんの気持ちを想像すると、どうしても涙が出てきてしまう。無事や安寧や回復をお祈りします。

 ニコちゃんが健康であること、私が死ぬまで元気でそばにいてくれることを、ただひたすらに祈る。