ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

真夜中の熱

 9月18日水曜日、曇り、外が涼しい。

 昨日は三連休が明けて最初の日だったけれど、お店を休むということで、家で用事をした。先週と三連休で家がグッチャグチャだったので、片付けをしたくて、ニコちゃんを保育園に預けた。

 洗濯と食器洗いと片付けと夕食作りを終えてニコちゃんを保育園に迎えに行き、スーパーに寄ってトマト缶とニコちゃんへのご褒美のジュースを買って帰った。夕飯のあと一品に、余っていたナスとベーコンとキャベツを炒めた。味付けはトマト味にしたくなって、買ったトマト缶を入れるとパスタを入れたくなって、5月に賞味期限が切れたペンネを見つけて茹でてみた。

 ニコちゃんはご飯をお茶碗二杯食べたあとに、ゲップをしながらペンネをお皿いっぱい食べ、夫は「お店の味みたい」と言いながらお代わりしてくれた。一昨日オムライスを作ったら、お腹が空いていたからか物凄く美味しく感じて、夫に「私天才やと思う」アピールをし、圧をかけた結果が出たのかも知れない。良かった。

 お風呂はたまたま帰ってきた夫と入ると言うニコちゃん。お風呂から上がり、パパのご飯を準備して食べてもらい、パパが寝かしつけると言ってくれたので、甘えようとすると、寝るのはママとがいい、と言うニコちゃん。結局三人で寝ることに。少し遊ぶも、ママが先に寝るとニコちゃんもいつのまにか寝ていた。

 一時半頃目を覚まし、お風呂に入ってyoutubeで米津玄師を少し見て、再びベッドに入ると、ニコちゃんが起き上がって抱きついて来た。パパも体を起こしてこちらを見た。「起こしちゃった?ごめんね。」と言うと、「さっきまでパパに抱きついてきてて可愛かったのに、ママが来たら突き飛ばされた…。」とパパが言うので、そんなにママが好きなのか、と愛おしくなった。

 ただ体が熱い。経験則から、38度以上ある感じの熱さ。寝れないようで、ずっと暗闇の中ママを見ていた。何度も体制を変え、ママの眠気が来ると一緒に寝てくれた。保育園、休ませてゆっくりさしてあげようかな。実家に連れて行っておばあちゃんに見てもらおうかな。朝起きて熱を測ると37.7度。少し熱さは和らいだものの、この熱では保育園は無理かも知れない。

 友達がTwitterで「自分は好きなタイミングで働いて勉強して自分の責任さえ取ればいいけど、世の中のママを尊敬する」といった内容の書き込みをしていて、なんだか申し訳ない気分になった。その友達は独身の女友達なんだけど。私は私が気づいてないところで、色んな人に守ってもらって、優しくしてもらってるんだろうな。自分だけがしんどい、みたいに思うのは恥知らずだ。

 ニコちゃんと暮らし始めは、一人が好きな私にとって少し戸惑いもあったけれど、今はニコちゃんがいて当たり前、ニコちゃんを中心に形成されている途中の家族になりつつある。子育ては親育て、なんて言葉を聞いたことがあるような気もするけど、ニコちゃんのお陰で私達夫婦は家族になっていっている、気がする。

 最初から親らしくない、今も親らしく出来ていないかも知れない、ポンコツママだけど、ニコちゃんは大きくなってくれてるし、言葉も話しすぎるくらい話してくれるし、時々とても優しさが溢れるし、私は私のままでいいのかも知れない、と思う。私もきっとこんな風に大切にされていた、と思う。愛されていた。ニコちゃんも同じように、愛されていると感じてくれると嬉しい。