ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

ニコちゃんのママ離れ

 最近、といってもここ数日なのだけど、ニコちゃんの、ママ以外へのくっつき具合が激しい。夫に対してはそんなになのだけど、大人の女の人に対して(私の従姉妹だとか、ひいおばあちゃんだとかに)「抱っこ!」と、ものすごく甘えに行く。となりにママがいたとしても。

 ママ以外の人に甘えるのは成長なのか、それともママの愛情が不足しているのか。分からないけれど、この変化を見守ろうと思う。ほんの少し寂しいけれど。

 周囲の人に、以前よりも素直に甘えられるようになった、ような気がする。以前は、誰かにニコちゃんを任せるのを、ものすごく申し訳なく思っていた。見てくれる人に対しても、ニコちゃんに対しても。でも今は、頑張っているから、少しくらいは甘えてもいいと思えるようになった。私も成長しているのだろうか。

 姪っ子二人をたまにニコちゃんと同時に見ることがある。以前は必死に遊んで、時間が経つと苦痛に感じることもあった。けれど一昨日の金曜は全然苦痛に感じなかった。言いたいことが言えたからか。いけないことはいけないことだとイタズラっ子の姪っ子に、捕まえて教え込んだ。今までは遠慮してできなかった。

 子育ては、仕事なのだ。人ひとりを大人になるまで育て上げるなんて、なんて重労働なんだろう。責任重大な長期の仕事で、初めから上手くなんて出来なくて当たり前だ。私はまだ子育て三年生。子供と一緒に成長していっているのだ。子供を通じて色々なことを教わっている。

 今年の夏はどこにも旅行の計画を立てなかった。まだ小さいから、というのもあるけど、少し疲れてしまったから。義両親との旅行は台風で流れてしまった。海にくらい行けば良かったかな、と少し後悔。

 その代わり、近場の遊び場はたくさん行った。ボーネルンド、アンパンマンミュージアム、イオン、地蔵盆、地元のお祭りは全て。ニコちゃんにはパパとたくさん過ごしてもらった。二人の絆が深まれば嬉しい。

 今日は、イオンに食品サンプルを作りに行った。朝十時の開店前から入り口に並び、駆け足で整理券を買いに行った。無事十一時からの会を取ることができ、親子三人でサンデーの食品サンプルを作った。

 スイカ好きのパパに、以前飲んだスイカのスムージーを飲んでもらうこともできて、期間限定のイオン内の水族館にも行けて、イオンモール内を一周する列車にも乗れて、ガチャガチャでトミカを三つも貰えて、同じくガチャガチャで貰ったUFOキャッチャーの券でスヌーピーのマイボトルをパパが取ってくれて、よく遊んだ一日だった。

 昨日は姉の自治会の地蔵盆に、こっそり参加。パパが姪っ子を厳しめに叱り、その現場を私の実母に見られて少し焦る。パパは「あれはアカンで。」と姪っ子のイタズラに憤慨する。パパと実母にフォローを入れる。子供を叱るのは難しい、と感じる。

 「お茶飲みたい。」ベッドに入ってからいつもそう言うニコちゃんに、「リビングにおるうちに言って。」と叱ると、少ししょげてしまった。「ニコちゃんが嫌いだからそんなことを言ったんじゃないよ。」と、取りに行ったお茶を飲ませながら頭を撫でると、それが気に入ったのか、私の手を自分の頭に導き、無言でナデナデをおねだりする。

 可愛いな、と思う。何とも言えないけど、可愛い。愛おしい。手はいくら撫でても疲れない。子供はパワーの塊だ。見習いたいところがたくさんある。「すーき。」とたくさん伝えてくれるニコちゃんに、私もたくさんの「すーき」を伝えていけたらな、と思う。