ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

あなたが生まれた日のこと

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約二年ほど前、あなたはパパとママから生まれた。

あなたがお腹の中にいる間、私は気が気でなかった。吹けば消えてしまいそうな小さな命が、私の中にいる。私に何かあれば、あなたも生きては行かれない。そんな思いで、十月十日を毎日幸せながらも不安と過ごした。

だからあなたが出てきてくれた時は、心底ホッとした。それは、あなたの顔が予想以上に凛々しかったことや、深夜0時から翌日の夕方4時まで続いた痛みをもう我慢しなくていいこと、そして一番は、あなたが私がいなくても生きられることにホッとした。

嬉しさよりも安心感が胸のうちの大半を占めて、泣き虫な筈のママが、直ぐには泣けなかった。これからあなたの一生を面倒を見なければならないのだな、と、ズシンと新たに生まれた責任の重さも感じていた。

あなたを抱っこして、ようやく実感が湧いて、少し涙が出そうになった。パパとおばあちゃんと伯母さんは、生まれた瞬間に泣いていた。パパの涙はこの時しか見ていない。なんだかママまで嬉しくなった。ママはイキむのが下手くそで、中々お産が進まなかったけど、あなたが一緒によく頑張ってくれて、本当に感謝している。

産院の院長先生はたまたま熱心な仏教徒で、同じく熱心な仏教徒の私の実家と親交があった。不思議な御縁で、また恵まれた環境で生み育てることが出来て、本当に有り難い。あなたの名前には、実はそんな意味も込めた。

至らぬ点が多々ある頼りないママだけど、あなたが幸せでいてくれるよう精一杯努力する。これからもあなたの一番側で、あなたの成長と幸せを手助けさせてね。一緒にたくさん笑おうね。二歳の誕生日、おめでとう。賢く(パパの願望)元気で健康でパパみたいに優しく愛される(ママの願望)子になってね。(欲張りかっ( °∀ °c彡))Д´) アヒャスパーン)