ニコちゃん備忘録

消化しきれない、もしくは覚えておきたいアレやコレたち

サイゼで幸せ

 おはようございます。昨日、桜を見に行きました。川沿いに数え切れない桜が並んでいて、そのすぐ横の道を車でゆっくり走りました。後ろに車が来たらハザードを付けて広いところで止まって、車が通り過ぎたらまた発車して。桜はそれはそれは見事で、桜吹雪が海のようで幻想的でした。

 スーパーの駐車場にこっそり車を停めて、来る途中に買ったモスバーガーのとびきりチーズバーガーとテリヤキのダブルバーガーと子供のセットが入った紙袋を隠し抱えて、川の対岸のベンチで遅めのランチを食べました。濡れティッシュを忘れたり、それなのにソースを買ったばかりのお気に入りのワンピースに零したり、ハプニングはあったけれど楽しかった。

 スーパーで買い物をするつもりで入ったけれど、何も欲しいものがないってなって、そのまま出てくる悪い大人。ニコちゃんにはこんなことしたらダメだよ、って説得力のカケラもないことを言って、トイレで手を洗って、落ちてくる桜吹雪をキャッチできるか駐車場の隅で親子3人で遊んでいました。悪い奴らです。

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 モスを食べる前に、お腹が空きすぎて、グラノーラやら菓子パンやらを食べてしまったので、お腹が苦しくて、前日の夜更かしも祟って、家に帰って昼寝をすると、3人で3時間以上も眠りこけてしまいました。

 起きたら夕方の6時半!材料は朝に買っていたけれど、夕飯の支度も何も出来ていなくて、夫はまだ起きる気配がなくて、ニコちゃんは少しでも体から離れると「ダメ!」と怒る。万事休す。夫が漸く起きたのは8時前で、食べに行くにしても小さな子供がいる家庭にしては遅い時間。うどんかスパゲティでも作って食べることを提案するも、ニコちゃんは頑なに外食を要求。昼も外で食べて、夜も外って。食材も沢山あるのに。

 けれど結局ニコちゃんの粘り勝ち。夫が怒ってみせるも、ニコちゃんの涙には勝てなかった。夫が好きな焼肉は次の日に行くことにして、ニコちゃんのご要望のメロンソーダが飲めるすぐに入れるレストランに行くことに。並ぶことのないビッグボーイか、安いサイゼリヤかが候補に上がって、イタリアン好きの私の希望でサイゼリアに。ニコちゃんもピザ食べたいと。

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 サイゼリヤに着くと、遅めの時間にも関わらず、席はほぼ満席で、子供の姿もチラホラ。子供を夜遅くに連れ出してしまった罪悪感が少し薄れてホッとした。人を避けるように生活する中、大勢の人が同じ目的を持って同じことをする姿を見ると、それだけでテンションが上がります。

 幸い席にすぐに案内してもらえて、メニューを開いて、オーダー表に記号と数字を書き込みます。3歳まではドリンクバー無料なのが有り難い。しかし安い。私は300円のカプレーゼ風サラダ、夫は羊肉とミラノ風ドリア、ニコちゃんは100円のサイコロ状のフライドポテトと400円のコーンのピザと子供サイズのミートソーススパゲティ。

 3人でドリンクバーへ。大人も1人200円はファミレスの中でも最安値らしいですね。ドリンクバーの機械には、ジュースを混ぜて作るノンアルコールカクテルのレシピが書かれていて、私はその通りに作成。テンションが更に上がりました。楽しい。オレンジジュースに甘くない炭酸の飲み物を混ぜて、レモン汁を少し垂らして、サッパリとした飲み物に。美味しい。

 カプレーゼサラダが先に届いて、3人でモッツァレラチーズをナイフで小さく切りながら、楽しくシェア。夫はトマトが苦手なので、モッツァレラだけ。ニコちゃんはモッツァレラを食べて、ちょっと苦手だったようで、「美味しくない。」と大きめの声で言うもので、ヒヤヒヤ。それでも吐き出さずに食べて、本当は美味しかったのかも知れないですが。

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 サラダを食べ終わると、ニコちゃんのポテトとスパゲティと夫の羊肉とミラノ風ドリアが運ばれて来て、皆で突っつきながらシェア。久しぶりに食べるミラノ風ドリアはやっぱり美味しい。ニコちゃんも3分の1くらいペロッと食べてました。美味しさにも安さにも感動しながら、夫と奪い合いながら、譲り合いながら完食。羊肉もスパイスたっぷり付けて食べるとめちゃくちゃ美味しかったです。

 コーンピザも遅れて到着。モッツァレラチーズがビヨーンと伸びて、ニコちゃん「チーズめっちゃ伸びる!」とニコニコ笑顔。生のコーンを乗せて焼いている感じで、思っていた味とまた違って、けれど美味しくて大満足。

 ドリンクもめちゃくちゃおかわりしました。ストレートティージンジャーエールとレモンを混ぜたもの、白ブドウジュースと炭酸水とレモンを混ぜたもの、カプチーノ、アイスコーヒー、どれも美味しかったです。サイゼのドリンクバーの機械、家に欲しい。

 夫と私と2人でドリンクバーに行くと、ニコちゃんは「ニコちゃんお姉ちゃんやから待てるで!」と、席で1人、泣かずに待てた。初めてのこと。成長して、お姉さんになっていくなぁ、と感動しました。可愛い。

 デザートにアイスを乗せたシナモンフォカッチャ。夫はシナモンフォカッチャが好きで、サイゼに行くと毎回頼みます。モチモチ、アツアツのシナモンフォカッチャに、冷たくて甘いアイスが美味しい。アイスは殆どニコちゃんのお口の中に。甘いものが大好きな子供です。

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 これだけ食べて、お腹いっぱいになって、お会計はなんと2600円!安い!お値段以上に幸せな気分にしてもらえて、大満足です。

 近くのイオンモールの中に新店舗がオープンするとのこと。イオンにあったら最高。ニコちゃんお気に入りのビュッフェレストランは、3人で5000円かかる。カプリチョーザもいいお値段。サイゼがあってくれたら、外食するのがもっと気軽になる。

 消費税が増税されて、政府の収入も、企業の収入も上がったのに、我が家の収入は上がっていない。そんな中、安くて美味しくて幸せになれる場所が身近にいてくれるのは、物凄く助かります。ありがとうサイゼリヤ。またイタリアンが食べたくなったら、お世話になります。

赤ちゃんは可愛い

 こんばんは。妊娠9ヶ月の妊婦で、3歳のニコちゃんママです。ニコちゃんは3歳と言えども、まだまだ赤ちゃん。毎日おんぶに抱っこに、食事はお膝の上で食べさせて、トイレは毎回ついていかされて拭いています。けれど最近自分からは「抱っこ!」と言わず、私のお腹を気遣って「おんぶ!」と言うのが、いじらしくて可愛い。進級して年少さんになって、自分で着替えたり、夜寝る時パンツがいいと言ったり、ちょっとだけお姉さんになりました。

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 先日、前回のブログにて、「我が子は可愛い」と書いたのですが、我が子に関わらず、赤ちゃんは可愛いです。ニコちゃんと同じクラスの男の子の弟さんが、ちょうど1歳くらいで、会う度に私の顔を見て、ニッコリ笑ってくれるのが、もう、たまらないくらい可愛い。何でもしてあげたくなります。高級ティッシュも惜しげもなく差し上げます。

 姉の子も可愛い。元々ニコちゃんの三つ上の姪っ子は、産まれた時から色んなものを買い与えて可愛がっていましたが、ニコちゃんと同い年の姪っ子も、上の子に虐げられて、可哀想になるくらい従順で素直で可愛い。ニコちゃんがその子のことを好きすぎて、色んなワガママをふっかけるのですが、受け入れてくれて可愛い。有り難い。いつもごめんね。

 実家にて、ニコちゃんをお風呂に呼ぶと、同い年の姪っ子に、ニコちゃんが一緒に風呂に入ろうとせがむ声が聞こえました。ママ大好きの姪っ子は、断るだろうと思っていたら、まさかの一緒に入って来てくれて、久しぶりの姪っ子とニコちゃん3人のお風呂。体洗いっこしたら?と提案すると、お互い洗い合う姿が可愛い。

 今日の朝、ベッドにニコちゃんを起こしに行くと、寝顔がめちゃくちゃ可愛い。けど、お友達の寝顔を想像すると、めちゃくちゃ可愛いだろうな、とも思う。子供は、我が子だけじゃなくて皆可愛いのかも知れない。知らんけど。

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 ニコちゃんに、「ママのどこが好き?」と聞くと、「顔!」と答えられた話、前にしましたっけ?私の母にそれを言うと、「喜んでるんか」と小馬鹿にされました。ちなみに母に「ニコちゃん何て言ったと思う?」と聞くと、「大きなおっぱい」と答えられて、くそ、母の答えの方がおもろいやんけ、と悔しくなりました。私に笑いのセンスは無いのかも知れない。

 ニコちゃんは、自分の写真を見て、「可愛い〜!」と恥ずかしげもなく言う子なので、良く似た顔のママやパパの顔も大好きなのかも知れません。自分のことも、パパのことも、ママのことも、大好きな子に育ってくれて嬉しいです。私もニコちゃんの顔も、パパの顔も、自分の顔も、大好きです。と、心の中でこっそり思っています。

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 今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。

「子供の泣き声は(中略)リトマス試験紙」

 こんばんは。妊婦生活もいよいよ終盤、日々お腹が大きくなっていくニコママです。32週の壁も、お陰様で無事乗り越え、切迫早産になることもなく元気に働かせてもらっています。ありがたやー。

 先日初めてフリマアプリを利用してみました。運良くいい方に出会えてお取引をさせてもらえ、私が出品した商品も別の方に目に留めてもらえ、発送しました。取引が無事終わるかは運次第のところもありますが、買ってもらえたことに只々感動しました。新たな趣味に出来るかもとワクワクしています。

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 今更ながら、LICOさんの「子どものこころが健やかに育つ魔法の育児法」というブログを拝見し、感動して泣きそうになりました。タイトルの全文は、「子どもが本当に伝えたいこと。」という記事から引用させていただいたもので、全文は、

「子どもの泣き声は ママが我慢やさみしさを抱えていること 無理を限界までしていることを教えてくれるリトマス試験紙です。」というものです。

 どのブログ記事も素敵だなぁと思ったのですが、子どもを神聖視も悪魔扱いもせず、ただ自分のこころの在り方を内省するきっかけを与えてくれる唯一無二の存在だとするこの記事が、個人的には一番ズガンとキました。もっと早くに教えて欲しかった…!

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 子育ての一番ツラいところは、達成感を感じられないことだと、LICOさんは別のブログ記事(同ブログ内「子育てを大変だと思う本当の理由」)で述べられていました。人間は、何かをやり遂げることで、脳内から快楽物質(ドーパミン)が出るけれど、子育ての中では予想外の事ばかりで、それが得難いから孤独を感じたりするのだと。

 子どもが悪い訳じゃない、親が悪い訳でもない、全てはホルモンのせい!上手くいかなければ、既定の概念に囚われず、様々な方法を試して、自分たちのベストを見つければいい。

 そんなことを、何処かで学びたかったなぁ…。もっと早くに知りたかったな。ほんと、母親教室とかでもそんなことを教えてくれたらいいのにな、なんて思った、学びの多いブログでした。ご興味あれば是非。(リンクの貼り方がイマイチ分からず←不勉強ですみません、気になる方がいたらブログタイトルをコピペして下さい←原始的…)

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 今日のニコちゃん(パパがいる日曜日)は、一度も泣くことなく(拍手!)朝からホットケーキ作って、苺とホイップクリーム乗せて食べて、昼に買い物行って焼きそばと焼き鳥買って、昼寝もすんなりしてくれました。夜はパパとお風呂で、パパと就寝。ママは一人お風呂。

 ニコちゃんと一緒も幸せだけど、一人も楽しい。どちらも捨てがたい。パパも子育てを満喫していてニコちゃんを大好きで、幸せです。ありがたやー。

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 火曜日に、一年以上ぶりに、訳の分からない癇癪を起こして、泣いて暴れて言うことを聞かなかったのですが、(どうしようもなくてビデオ撮って楽しんでたら、「撮らんといて!!!」と更に火を付けてしまった←当たり前)ご飯を食べるとケロッと「ママ、大好きー!」と言う不思議なニコちゃん。

 前の日が寝るのがめちゃくちゃ遅くなって、夕方お腹も空いて、エネルギー切れだったのかな?けれどもその訳の分からない癇癪にも全然腹が立たなかった自分に少し安心しました。成長した!

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 と、まぁ、穏やかな日々を過ごさせていただいています。感謝。日々の色んなことも、毎日続く訳じゃなくて、今日が最後になるかも知れないと思うと、少ししんみり悲しくなりますが、過去を手離さないと未来に進めないと思うと、仕方のないことなんだと思えます。せめて瞬間を、目に心に媒体に焼き付けてようと毎日写真ばっかり撮ってます。我が子は可愛い。

 楽しいことばかりじゃないけれど、腹が立つことも悲しいこともあるけれど、少しでも長く幸せだと思える時間が続くことを願うばかりです。人の役に立てるように頑張ります。人を幸せにすると、自分も幸せになれるそうです。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。お幸せを願います。(宗教っぽい!)

理不尽で無秩序で無遠慮で、私のことが大好きな人

 おはようございます。今日は珍しく早起き出来たので、ニコちゃんが生まれてから初めて朝マックしました。ずるい苺チョコパイでも、と思っていたのですが、鬼滅の刃のシールを見つけ、うるさすぎてハッピーセットを買ってしまいました…。朝から470円。高級朝ご飯(しかも家でしらすチーズトーストを食べたので、2度目の朝ご飯)でした。

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 昨日の朝のこと。ニコちゃんは、朝は基本的に起こしても起きない。けれどもやっぱり睡眠よりもママが好きで、目を瞑りながらママの声に反応して、ママにしがみつく。可愛い。

 朝ご飯よりもママが好き。朝ご飯はママの膝の上。少しでもママが離れると泣く。一昨日から私が体調不良であまり構ってあげられなかったからか、昨日は特に酷くて、膝の上で立ち上がるものだから、痛くて乗られるのを拒むと大泣き。被害者であるママがさも悪いかのような振る舞いに、ただただ痛さを我慢して、キレないように感情をコントロールして傍観する他なかった。痛みは我を失ってしまいそうになる。

 何とかご飯が終わって、YouTubeが観たいと駄々を捏ねられたので、1つだけと約束するも、簡単に反故にされる。「早く着替えなさい!」と、何度も言っていたことを、声を大きくして繰り返すと、途端に顔を歪めて大号泣。

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 ニコちゃんは、私が不機嫌になったり怒ったりすると、すぐに泣く。そうは言っても、私も人間で、いつでも機嫌良くいられる訳ではない。休憩だって欲しいし、体調の良し悪しだって、機嫌の良し悪しだってある。けれども、ニコちゃんにとったら、ママが世界の全てみたいなところがある。優しく出来ない時の罪悪感はハンパない。それがとても苦しいと思う時がある。

 毎日が修行みたいで、時々どこかに行きたくなる。そんな時は、Instagramじゃらんで旅館の写真を見たり、カフェの写真を検索したり、お菓子や料理のレシピを見たり、漫画を読んだり、小説を読んだりして気を紛らわせる。それでも足りない時は、本当に旅行する。コロナだとそうした事も憚られるので、鬱憤が溜まる。

 鬱憤が溜まると、ブログを書く。自分の感情を整理する。少しスカッとする。日常のコミュニケーションが不得意な分、こうして文を書いたり、絵を描いたりすることがストレス発散になる。何かを表現することは、フラストレーションの解消にピッタリだと思う。

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 ニコちゃんは私と違って直情型で友達も多くて少し安心なのだけれど、姉の上の子は私と同じ匂いがするので親近感が湧く。絵を描くことがストレス発散になるタイプの子。ニコちゃんは歌ったり踊ったり変顔をすることが大好きな子。将来、どんな職業に就くんだろうか。自分とタイプが違う子を、どうやって手助けできるだろうか。ぼちぼち考えます。

なんのために

 こんばんは。夜更かし中の悪い妊婦です。今日は夜ご飯を買いにスーパーに行く以外、家から出ませんでした。お昼は宅配ピザを夫が持ち帰りで取りに行ってくれました。お昼寝を3時間くらいしました。晩ご飯はラーメンでした。せめてもの償いで野菜炒めを入れました。減カロリー食を病院から言い渡されているのに、この体たらく。最高です。ダイエットは明日から。

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 私、普段連絡を取り合う友人がいません。たまに複数人で会って会話したり集まったりする友人はいるのですが、個別に連絡を密に取ったり、2人でランチやお茶したりする友人はいません。姉やいとことたまに連絡を取ったり、それくらいです。人として欠陥している気がしないでもないですが、それが私なのだから仕方がないです。

 娘や姪が、幼いながらにナチュラルにマウンティングをしたり、自分の無罪や有能さを主張したりするのを見ながら、その気持ち、分かる〜!と共感したりしています。自分の中の醜いと思っていた気持ちを、幼い子供たちが何も思わずに素直に表現するのを、不思議な気持ちで見ています。

 私のコミュニケーションは幼稚で、他者に対して、同調するか、流されるかのどちらかしか出来ません。異なる意見をぶつけられると、どうしていいのか分からなくてなったり、相手の不機嫌を、必要以上に気にしてしまったりします。大人のコミュニケーションが難しいです。大人のコミュニケーションって、どんなんですか?

 基本的に、「私ってイケイケだ」と、実力を伴わない自信を身につけて優越感に浸る時と、「私って本当にダメダメだ」と、自分の全てを否定したくなる時の両極端な思考しか持ち合わせていません。平穏でフラットな思考が出来ず、何を言われてもマイナスに捉えてしまうことがあります。思考の癖を自覚して直さないと、と思うのですが、ままなりません。

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 『子供にかける言葉は、誰のためのものなのか?』と、手書きのイラストで子育ての日常を綴るインスタグラマーさんが問うてらっしゃいました。『子供を信じるって、どうしたらいいですか?』という質問に対して、『子供に対する言葉かけが、誰のためのものなのかをら自覚するだけで変わる』と答えてらっしゃって。(気になる方はあぴママさんのインスタやブログをご覧下さい。)

 ニコちゃんにかける言葉は、ほんとうにニコちゃんのためのものなのか、自分のためにニコちゃんを思い通りにしようとしていないか。子育てはニコちゃんのためなのか、自分のためなのか、考えると、分からなくなってきます。

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 仕事に関しても、褒められるためにしているのか、お客様のためにしているのか、母や姉に認められたいがためだけにしていないか、省みてみると、純粋にお客様のために、ってしていること(お客様が美しくなるように)は、現時点でほぼ無いような気がして、猛省しました。お客様が気持ちよくなってくださるように、ということは気をつけていたけれど、それよりも本当の狙い(髪を美しく、健康に)のために行動できていたことって、果たしてあっただろうか、と…。

 頑張るところが、いつもズレている気がします。物事をありのままに捉えて、芯でキチンと返せるように余計なことは取り除いて、ちゃんと向き合えるように色々試行錯誤して、よりよいものに、出来るように頑張ります。自分が、そして周りが、楽しくいられるように。周りを楽しくさせることが出来ているのか、甚だ怪しいところですが。少しでもマシに出来るよう、頑張ります。

見猿聞か猿言わ猿

 夜明け前から降っていた雨は小雨になって、生暖かい気候をニコちゃんが住んでいる地域にもたらしています。おはようございます。花粉症です。朝起きた瞬間からクシャミと鼻水が止まりません。目が痒い。長らく花粉症を否定してきたけれど、もう認めた方が楽なレベルになりました。

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 私的育児の中で一番大切なのは、実はこれなんじゃないかと思う。見猿聞か猿言わ猿。

 スーパーで見ず知らずのおじいさんから、「母親なんだからポテトサラダくらい作ったらどうだ。」と言われたことが、結構前にちょっとした社会現象になっていた。うっせぇうっせぇうっせぇわ。あなたが思うより健康です。優しい母親はそんな風に毒づく訳でもなく、でも消化しきれない思いをツイートすると、バズった。おじいさん、余計なお世話だ。

 言いたいことは分かる。言いたくなる気持ちも分かる。けれども核家族が一般的な世の中で、母親は思う以上にいっぱいいっぱいで育児をしているんだと思う。自分が母親になって、自分の無能さに驚いた。思っていた以上に能力が低い。その中で何とか子供を生かさないといけないプレッシャー。伝えられないもどかしさ。

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 私の実家のザ・昭和の祖母は、良いことも悪いことも、全部言ってくる。赤ちゃんがもう一人いる感じ。自分の中のことが、全部正しいと思っている。それを押し付けてくる。受け入れられないと拗ねる。

 けれども祖母は、高齢の割にはまだ柔軟な方だと思う。新しいものも好きだ。ひ孫の世話も、率先してやってくれる。私たちのご飯も作ってくれる。スーパー祖母だ。

 そんな祖母だけど、こちらの余裕がないと、私は中々意見を聞き入れられない。仕方がない。いっぱいいっぱいなんだ。ゆっくりお茶をする時間も無かったんだ。と、しょうもない言い訳。祖母を100%大切に出来なくてごめんなさい。そんなしょぼい自分の姿、何も見えない〜。聞こえない〜。

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 育児本やインスタグラムにも、素晴らしい指南書が溢れている。そうした方がいいのは分かる。でも時間が無い。理想は分かる。けれども現実的ではない。私には不可能だ。

 そんなアレやコレを、見猿聞か猿言わ猿。目を瞑って、耳を塞いで、見えないフリ、聞こえないフリ。

 子供が自分で着替えられるようになった方がいいのは分かる。けれども時間が無いから無理やり着替えさせる。鬼の電話を使わない方がいいのは分かる。けれども言うことをどうしても聞かなければ最終手段。母親と四六時中一緒の方がいいのは分かる。けれども私の母性は完璧ではないので保育園、YouTube、テレビゲーム、いとこたち、わおっち。目が悪くなるのは分かる。けれどもずっと端末を使わない遊びを提案し続けるのは無理だ〜。無理ムリ。

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 適度に手を抜いて、適度に力を入れて、自分のベストを模索しながら楽しめたらそれでいいと思う。全く頑張らないのは問題だけど、頑張りすぎるのも実は問題だ。ストレスを溜め込みすぎないように、程よく自分を許してあげたらいいと思う。知らんけど。

 兎にも角にも、大切なポイントや力を入れるところは人それぞれなので、あまり他人事に口を出しすぎたら良くないのだと思う。あまり人のことを考えられない性格なので、気を付けたいと思う。あれ?この間言っていることと矛盾している。

 人の話は真に受けすぎずに、三割から五割くらいで聞いとけばいいって話ですね。うんうん。適当適当。

パパの出張

 夫が出張でいない。火曜の夜から木曜の夜まで、3日間、ニコちゃんはパパのいない夜を過ごす。毎回、出張の度に夫とテレビ電話をする。昨日も1時間半、夫とニコちゃんと3人でテレビ電話で話した。8時過ぎから10時過ぎまで、途中ママのスマホの充電が切れたりしながらも話した。

 ニコちゃんは一昨日12時前まで起きていて、昨日はとても眠たそうだったので、早く寝るよう促す。けれども、いつまでもパパと電話をしたがって、電話越しにダルマさんの絵本を読んでもらう。2冊目も読んでもらおうとする。変な声を出して電話を切ることを拒むニコちゃんを尻目に、夫におやすみと告げて電話を切ると、途端に泣き出す。

 眠気で、パパに会いたい気持ちが爆発したのだと思う。自分が入院した時のニコちゃんの心情と重なって見えて、ニコちゃんの悲しさに感情移入して貰い泣きしながらニコちゃんを抱きしめて眠る。ニコちゃんは泣きながら寝た。ニコちゃんと一緒にいる私ですら、こんなにも寂しいのに、ニコちゃんと一緒にいない夫は、もっと寂しいだろうな、と想像する。それとも久しぶりの一人時間を、羽を伸ばして満喫しているだろうか。

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 朝起きると、いつもより抱っこを求めて泣いていた。保育園でお別れする時、クネクネして何か言いたげだった。パパの不在に、ニコちゃんも何か感じているのかも知れない。あと2日、こんな日が続く。ママが妊娠中で不安定になっているところに、パパの出張はダメージが大きいのか。なるべく優しく出来るよう気をつけることにする。